めキャベツの美!発見!!ノート

【めざせ首都圏美術館制覇!】美術好きな大学生が、美術の新たな発見を求めて、美術館や本の気づきを記録するノートです。

岡田美術館は常設展もすごい!!【箱根・岡田美術館 ②】

前回の続きです。

(前回の記事はこちら ↓)

me-cabbage-art.hatenablog.com

 

今回は、常設展についてお話します。

入館すると迎えてくれるのは、

福井江太郎の《風・刻(かぜ・とき)》

 

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福井江太郎《風・刻》


俵屋宗達風神雷神図屏風を、

縦12メートル、横30メートルの

巨大壁画にしたものです。

 

俵屋宗達琳派の祖と呼ばれています。

琳派とは師弟や親族関係から

生まれた派閥ではありません。

各絵師たちが時代を超えて、

宗達光琳の作品を私淑し、

自分の作品を生み出した流れを

まとめて琳派と呼んでいます。

 

俵屋宗達風神雷神図屏風を描いた後、

100年後に琳派尾形光琳が、

そして100年後に酒井抱一

この屏風絵を写しました。

 

《風・刻》は、これを屏風画から壁画に写し、

さらに巨大な風神雷神を登場させました。

風神雷神が上から舞い降りてきたような

迫力を感じます。

 

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壁画に沿って進み、右に曲がると

初めの展示室、

中国陶磁器の部屋に繋がります。

まず驚いたのは展示室の大きさ。

暗闇の中、陶磁器がずらりと並び、

下からライトアップされていました。

 

私がとても良いと感じたのは

作品説明が丁寧だったこと。

 

これだけ作品数があれば、

少数の作品のみに説明書きがあるのだろうと

思っていましたが、

多くの作品に説明が記載されており、

驚きました。

 

一部の作品にはタブレットが置かれており、

肉眼では見えない小さな部分や背面の写真を

載せてありました。 

 

どの作品の前に立ち止まっても

楽しく鑑賞できるようにという、

美術館側の素敵な配慮を感じました。

 

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さて、壁画《風・刻》

より楽しんでみる方法を紹介します!

 

それが館内の「足湯カフェ」!!

足湯に浸かりながら

壁画全体を眺めることが出来ます。

美術館利用者は無料。

ソフトクリームやおしるこ

といったスイーツも楽しめるんです。

 

 

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引用元:足湯カフェ|施設案内|岡田美術館

 https://www.okada-museum.com/facilities/footbathcafe_ashiyucafe/

 

me-cabbage-art.hatenablog.com

 

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★ めキャベツの美!発見ポイント★

岡田美術館の最後には

足湯でほっこり癒されるべし!!

 

次回は、

行く前に知っておいてほしいこと【箱根・岡田美術館 ③】

です。